挿し穂の適切な作り方
ラベンダーの挿し木には適切に作られた挿し穂が必要です。
挿し穂とは、挿し木のために切り取った枝のことで、ただ単に枝を切るだけではなく、発根の効率を高めるための特定の部位を選ぶことが重要です。
挿し穂の採取方法
挿し穂を採取する際は、親株を弱らせないように配慮が必要です。
新芽の位置がカギとなります。
ラベンダーの新芽は葉の根元から出るため、これを残しておくことで親株のダメージを避けることができます。
- 挿し穂の切り取り:花穂の先端から7~10cmの新芽の少し上部分を切り取ります。細く不安定な場合は5~6cm上部分を選びます。若くて生長が活発な部分が理想です。
- 葉の取り扱い:切り取った枝の下部にある葉を、3~4cm程度取り除きます。この部分は土中に挿されるため、葉が残っていると腐敗などの原因になります。
- 切り口の形状:切り口を斜めにすることで、水の吸収面積を広げ、発根率を高めます。斜めカットははさみやカッターナイフを使うと容易にできます。
これらの手順に従って挿し穂を作り、ラベンダーの挿し木を成功させましょう。
適切に挿し穂を作ることで、ラベンダーの増殖がスムーズに行え、庭や花壇を美しく彩ることができるでしょう。
ラベンダーの挿し木方法手順と管理のコツ