朝顔の摘芯とツルの誘導方法
朝顔の葉が約10枚になったら、摘芯を行うことが大切です。
新しく伸びたツルの先端にある芽を摘み取るのです。
摘芯することで、朝顔の側芽が刺激され、ツルが増え、結果として多くの花が咲きます。
新しい芽が出たら、それを支柱やネットに誘導していきましょう。
朝顔の成形方法について
朝顔をどのように成形するかは、その目的によって異なります。
支柱やネットはホームセンターや100円ショップで簡単に手に入ります。
プランターのサイズに合わせて支柱を選びましょう。
グリーンカーテンとして育てる場合
朝顔のツルを窓際に設置したネットに沿わせて大きくしていきます。
ツルがネットに触れるように誘導し、園芸用テープで固定すると、ツルを望む方向に容易に誘導できます。
ツルの先端を定期的に摘芯すると、側芽が増えてバランスがよくなることが見込めます。
ネットはしっかりと張ることが大切です。
朝顔は硬いものに巻き付くため、ネットが緩いと巻き付きにくくなります。
あんどん仕立てとして育てる場合
特に小学生が育てる鉢植えの朝顔でよく見られる方法です。
夜間も明るい場所で育てる場合は、移動できるあんどん仕立てがおすすめです。
朝顔は暗闇が必要で、2〜3日は夜間暗い場所に置く必要があります。
昼間が暑すぎる場合は、涼しい場所に移動させることも朝顔の健康に役立ちます。
市販の支柱をプランターに設置し、ツルを右巻きにしながらバランスよく誘導します。
つぼみが外側を向くようにすると、花が咲いたときの見栄えが良くなります。
毎日ツルを観察し、手を加えながら成形することで、美しいあんどん仕立ての朝顔を育てることができます。
朝顔は支柱やネットに触れると、その周りに巻き付きながら大きくなります。
朝顔の日常の手入れと置き場所のコツ
朝顔が発芽して成長した後も、日々の水やりと管理が非常に重要です。
長く美しい花を楽しむためには、適切なケアが必要です。
水やりのポイント
土の表面が乾いたら、水を与えるのが最適です。
過剰な水やりは根腐れの原因になるので、注意してください。
特に日中の暑い時期はプランターの温度が上がるため、早朝や夕方に水やりすることがお勧めです。
真夏は土が乾燥しやすいため、朝と夕方の2回の水やりが理想的です。
特に夕方はツルやつぼみの成長に重要なので、水やりを怠らないようにしましょう。
朝顔の追肥のタイミングと手入れのポイント
朝顔のつぼみの数が減ったり、葉が元気を失い始めたら、追肥の時期が来たというサインです。
園芸店で購入できる液体肥料を薄めて、月に2〜3回与えるか、固形肥料を月に1回、根元から少し離れた場所に置くと良いでしょう。
植物の成長の様子を見ながら、適切な肥料を選んでくださいね。
花がらの処理
咲き終わった花は、摘み取ることをお勧めします。
種を採取する予定がある場合はそのままにして、それ以外は取り除いてください。
これにより、これから咲くつぼみに栄養が行き渡りますし、見た目もきれいに保つことができます。
プランターの適切な置き場所
朝顔は夏の花として知られていますが、過度に暑い環境は避けた方が良いです。
直射日光が強すぎたり、コンクリートの照り返しによって温度が急激に上昇すると、根が弱って枯れてしまうことがあります。
移動できる状況なら、適切な置き場所に変えることをお勧めします。
移動が難しい場合は、遮光ネットなどを利用してみてください。
まとめ
朝顔は大きくしやすい植物ですが、細かなケアが必要です。
手をかけるほどに、より美しい花が咲き、夏の涼しさをもたらしてくれます。
今年の夏は、朝顔のプランター栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。