朝顔を豊かに咲かせるための重要なポイントが、摘芯です。
朝顔をたくさん咲かせたいと思っても、期待通りにいかないことがありますよね。
そんな時、摘芯が一つの解決策になります。
適切に摘芯を行うことで、美しい朝顔を育てることができるのです。
朝顔が小さい、花が少ない、葉がうまく茂らないといった問題は、摘芯を行っていないことが原因かもしれません。
(摘芯とは、朝顔の芽を取り除くこと)
摘芯は簡単にできるので、ぜひ挑戦してみてください。
摘芯のやり方
摘芯の方法をご紹介します。
初めての摘芯は、本葉が5〜8枚になった時に行います。
一番上の主茎の先端を摘み、その下の3枚の本葉の脇芽を伸ばします。
次に、脇芽から伸びた新しい芽の本葉が5枚になったら、二度目の摘芯を行い、同じくその下の3枚の本葉の脇芽を伸ばします。
最後に、これらの脇芽からさらに伸びた新しい芽の本葉が5枚になったら、三度目の摘芯を行います。
朝顔の大きくなり方に応じて、追加で摘芯することもあります。
手で無理に引っ張ると、茎を傷つける恐れがあるため、摘芯を行う際には、ハサミを使うことがおすすめです。
また、本葉の下にある双葉の根元から伸びる脇芽も取り除きます。
摘芯した後は、元気な脇芽を3本程度選んで大きくするのが良いでしょう。
これらが朝顔を美しく咲かせるための摘芯の基本的な手順です。
株の根張りをよくするための摘芯
摘芯は、朝顔の根張りを良くするためにも行いたい作業です。
しっかりと根が張れば、栄養を効率よく吸収できるため、立派な朝顔にするために、摘芯は欠かせない手順です。
花つきを良くするための摘芯
主茎の先端をそのままにしておくと、脇芽の発生が抑制され、結果的につぼみの数が減少してしまいます。
摘芯を行って脇芽を育てることで、より多くのつぼみを得られ、豊かに花を咲かせることが可能です。
しかし、早い段階で出現するつぼみは取り除いた方が良い場合があります。
これにより、葉やつるに十分な栄養が行き渡り、夏にはたくさんの花を咲かせることができます。
株を強くするための摘芯
摘芯をしなくても脇芽が出ることはありますが、主茎の先端を切らないと、朝顔は背丈は伸びるものの、つぼみの形成が難しくなり、株全体が弱くなることがあります。
根のはりも悪くなり、栄養の吸収が困難になります。
また、摘芯した後に出る全ての脇芽を伸ばすと、朝顔は弱わってしまいます。
そのため、摘芯した部分の下から伸びる元気な脇芽を3本程度選んで伸ばし、それ以外は取り除くのが良いでしょう。
まとめ
摘芯を行うことで、朝顔の根張りが良くなり、大きく元気になることが期待できます。
せっかく伸びた芽を摘むのは少し勇気が必要かもしれませんが、朝顔の栽培において摘芯はとても重要です。
たくさんのつぼみをつけ、美しい花を咲かせるためにも、手間を惜しまず摘芯を行いましょう。