咲き終わったり枯れたマリーゴールドの花を放置している
マリーゴールドのような密な花弁を持つ花を栽培している時、咲き終わったり枯れた花をそのままにしていませんか?
【原因】
マリーゴールドの花は密に咲くため、湿気や腐敗の原因となりがちです。
雨が多い時期は特に、株全体がカビに侵される危険性があります。
また、枯れた花を放置すると、植物が種子を作る作業にエネルギーを使ってしまい、新しい花の開花が減ってしまいます。
【対策】
枯れた花は定期的に摘み取り、除去することが大切です。
摘む際は、花の根元、つまり最下部の葉の上部で切り取るのが理想的です。
秋に再び花を咲かせたい場合は、8月末に株を半分ほどに刈り込んでください。
切り戻しは、花茎と同様に葉の根元の少し上で行います。
心配無用です。
10月頃にはまた新たに花が咲き始めますよ。
日照不足の問題
【原因】
マリーゴールドは日光を好む植物です。
日照が不足すると、植物は細長く弱々しくなってしまい、葉の数も少なくなります。
日照不足のサインとしては、葉が茶色く変色したり、苗同士が近すぎて葉が重なり合っている場合があります。
【対策】
十分な日光が当たる場所で栽培することが重要です。
昼間の日照は特に大切です。
ただし、西日には注意してください。
西日が強いと、土の温度が下がらず根が傷むことがあります。
西日が強い場所では、日中は日陰に移動させるか、すだれで日差しを調整するなど、日照と土の温度のバランスを取る工夫が必要です。
通風不良
マリーゴールドは暑さに強い花ですが、過湿や蒸れには注意が必要です。
【原因】
通風が悪いと、葉が湿気で蒸れてしまい、細菌の繁殖や傷むリスクが高まります。
また、土の温度が高いと根が蒸れてしまい、植物全体が弱る原因になります。
【対策】
通風の良い場所での栽培が大切です。
地植えで移植が難しい場合でも、茎の間引きや剪定をして空気の流れをよくしましょう。
株元にワラを敷くことで、土の温度上昇を抑制し、蒸れを防ぐ効果も期待できます。
水はけの問題
【原因】
マリーゴールドは過湿を好まないため、水はけが悪い土壌や過剰な水やりは、根腐れの原因になります。
【対策】
植え付ける際は、水はけの良い土を選びましょう。
地植えの場合、過去に他の植物を栽培していた場所や土の入れ替えをしていない場所では、土壌が固くなっていることがあります。
新しい土を加え、よく耕してから植え付けます。
赤玉土と堆肥を混ぜ込む場合は、全体の約30%を目安にします。
堆肥を混ぜた土は、2週間ほど寝かせてから使用すると良いです。
鉢植えの場合は、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜ合わせ、1~2週間寝かせてから使います。
時間がない時や手軽に植えたい場合は、市販の培養土を使用しても問題ありません。
〇水やりのタイミング 毎日の水やりは必要ありません。
土の表面が完全に乾いたら水を与えるのが適切です。
実は、やや乾燥気味に保つ方が、植物の成長に役立ちます。
マリーゴールドの水やり
マリーゴールドの適切な水やりは、土の乾燥状態を見極めることから始まります。
【水やりのタイミング】
土が完全に乾いている状態、例えば手で触って乾燥を感じるか、土の表面が白っぽくなっているときに水をやるのがベストです。
この時、鉢底から水が流れ出るくらいまでたっぷりと水を与えます。
地植えのマリーゴールドの場合、普段は自然の雨で十分ですが、植物がしおれたり花が下を向いているときは、しっかりと水やりをしましょう。
まとめ
- 日当たりの良い場所で栽培する
- 水はけの良い土を用意する
- 定期的に剪定して風通しを良くする
これらの基本を守ることで、強いマリーゴールドを栽培することができます。
これらのポイントを念頭に置いて、あなたの庭やベランダを美しいマリーゴールドで飾りましょう。